いろんな意味で恐かった!
2009年 06月 23日
行きの飛行機は超満員でした。
一時間前チェックインした時に、
すでに3席しか残っていないとのことでした。
それもバラバラの席で、
仕方がなく、私とピアニストの高瀬さんは別々に座りました。
私の席は三人掛けの真ん中の席でした。
両側をおじ様に囲まれ、少々窮屈でしたが、
前の晩にあまりよく眠れなかったので、
せめて飛行機に乗っている間でも
睡眠を取り戻そうと思っていました。
しかし、気持ち良く寝ていると、
突然左側のおじさんが私の肩をたたきながら
「ジュースが来たよ」と親切に言ってきました。
「あ、ありがとうございます。でも、けっこうです」と答えますと、
「なんにいっての!早くもらわないと行ってしまうよ!」と言うのです。
あ~!こちらは子供じゃないし、
そのうえこれからコンサートも控えているから、
ジュースよりも睡眠を取りたい!!!
でも・・・・
このようにおせっかいをやいてくださる方は
本当に優しい人なんだろうなとあとから思い直しました。
よくよく考えるとチベットでも大阪でもこのようなおばちゃん、
多いんですよね。
人のご好意は素直に受けなければと反省しました。
帰りの飛行機はずいぶんと空いていましたが、
大阪の上空まで来ると、あまりにも揺れるので、
急いで両手で耳を塞いで、必死に我慢していました。
しかし、隣に座っていた高瀬さんは
あまりにも恐かったのでしょう。
「恐いよう!恐い!!」って大きな声で言うのでした。
なぜかその声を聞いたとたん、私は大笑いしてしまいました。
パイロットもスチュワーデスもすごい職業だなぁと思いました。