東日本大震災から1年!
2012年 03月 14日
家族や家、そして故郷まで無くしてしまった方々にとっては、
大変長くて苦しい1年だったと思います。
大震災が発生して以来、
私もずっといろいろな形で
支援を続けてまいりました。
1年という節目の3月11日にも、
ぜひ自分の真心の思いを形にして
被災地に届けたいと思っておりました。
ちょうどその時、
熊本のボランティア関係の方から
お声をかけていただきました。
そして、
福島県のいわき市と御縁がつながりました。
2回だけのチャリティーコンサートでしたが
自分の予想をはるかに超えて
被災地の方々に喜んで頂きました。
本当にうれしく思っております。
私の方こそ感謝したい気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。
いわき市の至る所に
がんばっぺ!というポスターが貼ってありました。
とても悩みましたが、
被災地の皆様に元気になっていただこうと
いつもの華やかな民族衣装を着ました。
会場はショッピングセンターの1階でしたが、
被災地の人々と本当に密着したコンサートになりました。
地震が発生したとき、津波はこの1階まで押し寄せたそうで、
その時の写真も見せていただきました。
栃木県のライオンズクラブの方から、
パキスタン大使館の方々まで
来られていました。
ボランティアスタッフの皆様と記念写真。
12日は、いわき市立湯本第二中学校に行ってきました。
この学校は避難所として、たくさんの方々を受け入れたそうです。
生徒の皆さんはとても積極的に避難してきた方々と交流を図ってきたそうで、
今でも評判になっています。
生徒の皆さんからお礼の言葉と花束を頂きました。
「チベットの未来をつくる子供たちのために」と
校長先生より1万円のご寄付を頂きました。
感極まった自分は涙がいっぱいで、
お礼の言葉すら言えませんでした。
実は、今回のコンサートも
主催者から是非出演料を支払いたいという申し出がありました。
しかし、私は皆様の温かなお心遣いをお断りし、
1円も頂きませんでした。
今まで、チベットでの学校建設や四川大地震などで、
本当に日本の方々にお世話になり、
たくさんのご支援をいただいてきました。
ですから、今回のような大災害に遭った日本にこそ
私はできる限りの恩返しをしなければいけないと
強く強く思っておりました。
しかし、応援に行った私なのに、
逆に激励されました・・・
本当に校長先生の思いがけない行動に
驚きましたが、
あらためて日本人の優しさに感極まりました。
絶対にチベットの未来をつくる子供たちを
ひとりでも多く育てるぞ!と心に誓いました。
そして、日本の復興に対しても
これからもできるだけのことをさせていただき、
全身全霊でお祈りし続けます。