主人のブツブツ、はじまる
2009年 08月 03日
こちらは大阪より涼しく、過ごしやすいです。
関空から上海浦東空港経由で、こちらに来ました。
飛行機が遅れるといけないので、
いつも上海から成都行きの航空券は
上海に着いてから購入するようにしています。
今回11:40に上海に着いたので、
すぐに中国国際航空の窓口に行きました。
すると、13:15フライトで
残り3席空いているのがあると言われました。
そのときの時間がすでに12:20、
1時間を切っていました。
主人は
「そんなに急がなくてもいいよ。一本遅らせよう」
と言いましたが、
窓口の人は「間に合うよ」と言うし、
私は明るいうちに成都に着きたかったので、
その航空券を購入しました。
それからチェックインです。
荷物を預け、さあ搭乗券をと思っていると、
そこの係の人が
「もうほぼ満席なので、3人ともバラバラの席に
なるよ」
と言い出しました。
3歳の息子をひとりで座らせることはできません。
主人がまた「だから1本遅らせようといったのに!」
と怒りだしました。
「搭乗したら、他の乗客に直接言って、席を換わってもらえばいい」
と係の人は言うし、もう航空券を交換する時間もありません。
私はこのまま乗ろうと思いました。
でも、主人は
「航空券を売る時点で、席が離れることはいうべきじゃないか!
こちらは3歳の子がいるというのに!」
と怒っています。
なんとか主人をなだめて、手荷物検査をして、
搭乗口までどのぐらいかかるか
検査の人に聞きました。
すると「けっこう遠い」という返事!!
検査しているところから一番離れた搭乗口でした。
上海浦東空港は本当に広いです。
息子を歩かせてはとてもではないですが、
間に合いません。
荷物を載せる台車に息子を乗せ、
私も主人もダッシュで搭乗口に向かいました。
行けども行けどもなかなか着きません。
関空であれば、専用のモノレールがあり、
本当に便利だと思いました。
距離的にも絶対モノレールが必要だと思いました。
15分は走ったと思います。
13:05搭乗口にようやく着きました。
先に受付の人に席のことを伝えておこう。
そう思って、搭乗口の係の女性に言いました。
すると
「私たちが席を変えることは違反になります。
ご自分で乗客と交渉してください」
と言ってきました。
主人は
「違反!?あんたらが席のことを言わずに売ったくせに!!」
とまたブツブツ。
そのうえ飛行機はちょうど着いたところなので、
フライトが30分遅れるとのこと。
主人はと言うと・・・ご想像におまかせします。
30分後、搭乗を開始。
私たちは後ろのほうの席なので、あとから入りました。
その日は確かに満席でした。
最後尾から2列を除いては・・。
後ろの2列は仕事を終えた?客室乗務員が陣取っていました。
それもぎゅうぎゅうにつめているわけではなく、
1列3席×2の計6席に、真ん中の席を空けて4人、
2列で8人が優雅に座っているのです。
目の前で、私たちが他の乗客に席の交換をお願いしているのに
知らんぷりで、新聞を読んでいる“ふり”をしています。
そのうえ上の荷台は彼女らの荷物でいっぱいになっていました。
あっちに荷物を置けと、ひとりの客室乗務員が無言で
前の荷台を指差しました。
主人は
「仕事の時間ではないかもしれんけど、少しは手伝えよ!
あんたら、スチュワーデスだろ!」
と中国語で言いました。
でも、相手はこのような状況に慣れているのか、
マネキンのようになにも言わず、目もあわせようとしません。
これには、私も驚きました。
私は“自分で”他の客にお願いして、隣同士の2席を確保し、
息子と私が先に座り、
主人は“自分で”離れた荷台に荷物を載せ、
大男が二人座る真ん中に座りました。
すると、アナウンスが流れました。
「空港のフライト順番待ちのため、
1時間後に飛ぶことになりました」
え~!
日本であれば、一度空港ロビーに出してくれるかもしれませんが、
そのまま飛行機の中にいさせられました。
まあそれでも無事に成都に着いたので、私はもういいかと思いましたが、
主人のブツブツはなかなか止まらなかったです。
日本の優れたシステムに慣れた主人は
少しねちっこく感じました。