今日の風当たりはもう冬って感じですね!
びっくり!!
秋の深まりも、まだしっかりと味わってないのにね!
昨晩は、佐賀の鳥栖でコンサートをさせて頂きました。
素晴らしいお客様に恵まれたおかげで、
ステージと会場が一体になったような気がします。
主催者の仏教会の先生方からも
「このような温かい雰囲気のコンサートは初めてだ」
とおっしゃっていただきました。
2時間続けて公演をしたのにもかかわらず、
ロビーにはたくさんの方が残ってくださり、
「もっと歌を聞きたかった」
とおっしゃってくださいました。
主催者の皆様、ご来場いただきました皆様には
感謝!の一言です!
今日は大阪に戻る途中の博多駅で、
福岡在住のチベット人ご夫婦(ご主人チベット人、奥様日本人)と
落ち合い、お茶に話にと一時を楽しみました。
ご主人の故郷は甘粛省のマチュで、
私の伯父もそこで遊牧生活をしています。
そのため、私は勝手に彼のことを弟のように思っています。
今年の夏、ご夫婦は子どもを連れて、
マチュまで帰ったそうです。
実は、奥様もふたりの息子さんも行くのが初めてで、
行く前、奥様はいろいろと不安で、
何度も私に相談をしてこられました。
けれども、実際には行ってみて、
とてもよかったそうです。
奥さんはやはり高山病にかかりましたが、
子ども二人はまったく問題なく、
元気だったそうです。
ご主人の兄弟、親戚は
本当に心から愛情をそそいで、
息子さんたちをかわいがってくれたと
感激しておられました。
あと衝撃的だったのが、
ご主人の実家にトイレがなかったこと。
それで、息子さんたちが大草原のなかでするうちに、
それに慣れてしまったそうです。
日本に戻ってからも、
息子さんたちは外でも用を足そうとするので
大変だとおっしゃっていました。
日本の皆様にはわかってもらえないと思いますが、
私にはとても懐かしく感じ、じーんとしてしまいました。
なぜかと言いますと、
実はうちも主人が私の田舎に行ったときに、
一番困ったのがトイレだったからです!!!
その当時、私の田舎のトイレは、
庭の隅っこで、ただ大きめの穴を掘って、
その上に丈夫な板を2枚載せているだけでした。
冬はまあまあ“快適”でしたが、
夏になると、雨水は溜まるし、
蛆虫はよじのぼってくるし、
また、用を足す度に
「おつりが返ってくる!!」と
主人はとても嫌がっていました。
でも、そのおかげで
私の実家は新しくて、すこしでも清潔さを
保てるようなトイレを造りました。
このように外の新しい価値観が入ってくることにより、
チベット人も少しずつ自分たちの生活環境を
改善していけばいいのです。
このことは決して悪いことではないと
私は思います。